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数字はわたしのことば

『数字はわたしのことば』 シェリル・バードー 文 バーバラ・マクリントック 絵 ほるぷ出版



ソフィーは、数学が大すきな女の子。いつか、詩人がことばをつかうように、自分は数字をつかって宇宙のなぞをときあかしたい、と思っていました。ところがその時代、女の子が大学に行って数学を勉強するなんて、とんでもないことだったのです。実在した数学者をモデルに、人気絵本作家バーバラ・マクリントックが想像力ゆたかな絵をえがきました。

実話をもとにした伝記絵本です。

数学が大好きだった少女、ソフィー・ジェルマン。なんとフランス革命の時代の人。
女の子に教育はいらないという時代に、数学にとりつかれたソフィー。はじめはソフィーに勉強させまいとしていた親もやがてあきらめて、ソフィーの数学好きを受け入れるしかありませんでした。

19歳になったソフィーは男名前で大学に数学の課題を送りつづけます。すると大学のラグランジュ教授が自宅を訪れ、男名前の手紙の送り主の正体が若い女性と知り、驚きます。女性の天才数学者ソフィーの噂はパリ中に知れ渡り、ソフィーはあちこちの夕食会に呼ばれます。しかし、数学の話を真剣にできる相手はできませんでした。

ソフィーは勉強を続け、やがてソフィーが32歳のとき、彼女はガラスの上に置いた砂が振動で模様をつくる実験に出会います。パリ王立科学アカデミーでは、この砂の模様のでき方を数学の方程式であらわした人への懸賞金が発表されます。ソフィーはこの方程式を明らかにするために、たゆまぬ実験と計算を重ね、1816年、ソフィーは見事、王立科学アカデミーで大賞をとった初めての女性となりました。ソフィーの振動の研究は、建物の強度を考えるうえで、今でも大変役にたっているそうです。

巻末にはソフィーのその後についての記述もあります。画家はクラシックな味わいが持ち味のバーバラ・マクリントック。
カラーマーカーを使った数字が飛び出すページが華やかです。
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